本来、税理士とは、お客様からの依頼により税務署等に対し、税務申告書などの書類の作成や、申告を代行します。
ややこしい税法のことも、面倒な帳簿のことも、一切を任せることができ、お客様に安全で合理的なサービスを提供します。
また、いざ税務調査となれば、実地調査の現場に立ち会い、あなたに代わって調査官に対する説明や交渉を行い、おかしな税金を取られないようにお客様の盾になって戦いますし、お客様から税金の計算や手続き・会計指導に渡るまで税務会計全般に関する相談を受け、適切な助言を提供します。
創業から1年以内に税務申告が必要となることは、既に申しあげたとおりですが、この準備のために、法人を設立した場合にも、個人事業を開業した場合にも、ただちに税務署等へ、法人設立や事業開始の届出が必要となります。
もちろん、これらの届出や申告をご自身で行うことも可能です。特に、手続きが簡単な個人事業主の皆さんは、誰の力も借りず、ご自身で済ませている方も多いようです。
しかしながら、正直なことを言ってしまえば、このようにご自身で行った申告は、80%以上の確率で間違っているようです。知識不足のままで税務申告を行ってしまうと、余計な税金を払うことになったり、書類の記載不備で税務署から呼び出しを受けたりと、多くの場合、良いことはないものです。
それならば、ということで社長自らが慌てて税務の勉強をするのも本末転倒です。そんなことに時間を使うくらいなら、本業に邁進した方がよっぽどいいに決まっています。
そこで税理士の出番です。面倒で厄介な税金のことを、全てまとめて任せることができる。そんな税金のエキスパートが税理士なのです。
そして、税理士は税金関係の知識のみならず、「初めての外部ブレイン」として、経営、法務、金融実務といった、事業経営のあらゆる場面で、相談相手にふさわしい存在であり、最近では、多くの税理士が「ワンストップ・サービス」を提供できるだけのネットワークを整備して、お客様のニーズに総合的に対応できるように準備をしています。
ですから、起業・創業家にとって、そのような税理士と契約しておけば、非常に広範囲のソリューションが期待できるわけです。